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カウシェで Four Keys の改善を試みた理由

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April 25, 2025

カウシェで Four Keys の改善を試みた理由

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  1. 池松恭平 / ike @ike002jp 2021/05〜 カウシェ ・バックエンドエンジニア ➝ EM / PdM

    ➝ CTO 2014/04〜 DeNA ・バックエンドエンジニア / EM
  2. 何が疑問だったか (1) と整理 • 疑問:Four Keys、SPACE、事業KPI? • 整理:"⽣産性"の定義認識と、そのうえで、どのレベルに優先的にフォーカスするか ◦ レベル1は、技術系職種こそが最も中⼼的に責任を果たせる

    ◦ かつ積極的に果たすべきで、それがあったうえでCPO領域要素が強いレベル3がある ◦ レベル1は、レベル3に取り組むためにも技術組織として必要条件 参考記事:開発⽣産性について議論する前に知っておきたいこと(こちらから上記図は引⽤)
  3. 何が疑問だったか (2) と整理 • 疑問:ハック? それとも適切な数値改善? • 整理:指標と、その指標のバックグランドとなっているモデルに基づいた改善アクションを設定できるか ◦ ⼀般論として、ハックできない数値なんてない(売上だってNorth

    Startだってハックできる) ◦ Four Keysは「DevOps能⼒ ➝ Four Keys ➝ 組織パフォーマンス」なモデル(どのDevOps能⼒改善するかが重要) ▪ 参考記事:『LeanとDevOpsの科学』をきちんと解読する 〜Four Keys だけじゃ絶対もったいない(以下の図はこちらから引⽤) ▪ 参考図書:LeanとDevOpsの科学
  4. 何が疑問だったか (3) • 疑問:費⽤対効果をどう算出? 削減コスト? 組織エンゲージ? 対外PR? • 整理:「時間削減インパクト 」と「価値の⽣み出し構造における位置付け」の2観点

    ◦ 時間削減は「⼀⼈あたりDeploy数がX%改善 ➝ そのうちのY%は時間削減寄与ありと仮定」などで試算 ◦ 価値の⽣み出し構造 ▪ カウシェ構造は右図 • 参考:CTOの頭の中:技術を財務で表現する (右図はこちらから引⽤) ▪ 施策ヒット率 × 流量 • 流量 ≒ 施策数, 実験回数(図だとG/P) • 流量はFour Keysそのもの
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